無料サービスが次々と終了する背景を考えてみる

このところ、無料で提供されていた色々なサービスが
続々と終了の発表をしています。

最近の有名どころで言うと

・gooメールが無料でのサービス提供を終了すると発表
・DTIブログが事実上の全サービス終了を発表
・オンラインストレージのKdriveが全サービスを終了と発表

などがあります。

各サービスとも、公式サイトに終了の案内が出ていますので、
ご存知無かった方はご覧になってみて下さい。

上記のサービスはどれも、とても人気があったので
利用頻度が高かった人も多いことでしょう。
私などもKdriveを多用していたのでとても残念です。

と言っても「だから無料のものは駄目なんだよ」
という単純なお話をしたいわけではありません。

そもそも、なぜ無料で便利なサービスを提供しているのか?
なぜサービスを終了しなければならなかったのか?

このあたりを考えてみることが大事です。

 

そもそも、なぜ無料でサービスを提供するのでしょうか。

各社ともボランティアでしているわけではありません。
無料で提供しても収益に繋がるから無料提供しているわけです。

収入源として一番多いのは “広告収入”です。

無料ブログなら、記事の前後やサイドバーなどに
強制的に広告が入れられていますよね。

その多くはグーグルアドセンスなどのクリック課金か、
企業が媒体主に広告費を支払って自社商品のバナーなどを
掲載していたりします。

オンラインストレージの場合は、大容量スペースを
有料プランとして提供しており、これが収益源です。

他にも、そのシステムを無料で利用すると
オフィシャルメルマガが届きますが

このメルマガで自社商品の販促をしたり、他社の
アフィリエイト案件をオファーしたりすることでも
収益を得ています。

無料で提供すれば、当然、利用者は増えます。

利用者が増えれば増えるほど広告の露出頻度も増え、
ユーザー(見込み客)にオファーできる機会も増えるので
無償でシステムを提供しても元が取れるというわけです。

このあたりは、今流行りの“無料オファー”も仕組みは同じです。
無料オファーの場合はアフィリエイト報酬を支払っている分
もっとシビアです。

無料オファーの場合は、のちに高額塾のオファーというのが
ほぼ定番となりつつありますが、アフィリエイト報酬プラス
自社の利益も確保する為に高額商品を売るわけです。

 

ではなぜ、サービス終了になってしまうのか。

これはもうお分かりだと思いますが、
コストに見合うだけの利益が出せていないからです。
つまり“赤字”になっているのでしょう。

この背景には、ネットユーザーの目が肥えてきている
ということが理由のひとつとして考えられます。

数年前までは、サイトにバナーをベタベタ貼るだけでも
稼ぐことができていたそうですが、今ではそんなサイトでは
まず稼ぐことは出来ません。

ネットユーザーが、バナーを広告だと認識していなかった、
または、アフィリエイトという存在を知らなかった時代は
簡単にポチポチとクリックしていたのでしょうが

今ではアフィリエイトの事を知っている人も多いですし
バナーをクリックすると鬱陶しいページが開くケースが
多いことも知っています。

ですからユーザーも、簡単にバナーや(アフィリ)リンクを
クリックしなくなっているのです。ということはつまり
従来ならそこから発生したであろう収益が、無くなっている
ということですね。

 

一番の理由はユーザー意識の浸透

そして、一番は「インターネット=無料」という認識を
今のネットユーザーのほとんどが持ってしまっているという
ことが大きいと思います。

インターネットを経由していると、サービスだろうが、
ツールだろうが無料で使えるもの、もっと言えば
「無料で提供するのが当たり前!」ぐらいの認識が
浸透してしまっています。

このせいで、サービス提供会社に利益を生むはずの
有料プランなどの商品に手を出す人も少なくなっているのです。

サービスを提供し続けても、赤字を増やすだけ。
だからサービス終了ということになるわけですね。

無料で試してもらって、良かったら有料プランへ申し込んで頂く。
これが本来の健全な流れなのですが、昨今のネットユーザーは
無料で使うだけ使い倒して、提供会社に利益を生むオファー等は
徹底的にシカトする
(笑)という使い方をしている人が多い。

なかなか切ない話。
でもこれが、無料サービスが終了する1番の理由です。

 

これは同じくネットで収益を得ている我々にも
決して他人事じゃないですね。

ちなみに私は、フリーソフトも使いますが、シェアウェアの
ソフトもけっこう利用しています。キャプチャソフトなどは
複数使っていますが、全部シェアウェアで3~4千円支払っています。

他にも、Gyazoというこれもオンラインキャプチャツールですが
プロ版を契約して毎月お金を支払っていますし、ScreenCastOmatic
というオンライン動画キャプチャツールもプロ版を契約して
毎年お金を払っています。

最近思うのですが、良いサービスを提供している会社には
ただ無料で使うのではなく、その価値を正当に認めて
提供会社に利益を生むために何かしらの協力するべきかと。

なぜなら、そういう積み重ねが良いサービスをずっと長く
使い続けられることに繋がるし、さらに収益が増えれば、
より便利な機能が追加される可能性もありますから。

今は、音楽・ゲーム・漫画なども、インターネットで
不正にコピーしてダウンロードされています(もちろん違法)
これは有料のコンテンツですから、もっと質が悪い。

こういうユーザーが増えれば、今日お話したように
そのコンテツ自体がもう終わってしまう。
違法ダウンロードしている人はそれがわかってないんですよね。

 

消費者は、商品の正当な価値を「お金」という対価で支払う。
それが真っ当なんですよね。そうじゃなければ作り手はいなくなり、
有益なサービスやコンテンツが提供されなくなります。

実はこれが一番怖いこと。

与えられるだけでなく(たまには)与える。
そういうのが本来は理想なんですよね。

“全て無料で”という考えは、結果的にデメリットしかないよな・・

無料サービスが続々と終了しているのを目の当たりにして
そんなことを考えた次第でした。

無料で利用させて頂いているなら、たまにはちょっとだけ
恩返しをしてみる。

それが結果的に自分に帰ってくることになるかもしれませんね。

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